2014年03月26日

購入録(2014.03.26)

マーセデス・ラッキー 追放者の機略(上) 中公Cノベルス ¥998
マーセデス・ラッキー 追放者の機略(下) 中公Cノベルス ¥998

中公Cノベルスからの〈ヴァルデマール年代記〉シリーズ。
相変わらず,創元推理文庫と二方向から出るのか謎であります。
しかし,積んだままかなりの冊数がたまってしまいました。
読みだすと面白い作品であることは承知しているのですけれどね。
やはり異世界ファンタジィに対する昨今の苦手感が拭えません。
必ず今年中には読書に着手したいところではあります。

〈2014年書籍購入覚書〉 計43冊
posted by 森山 樹 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入録

サックス・ローマー『骨董屋探偵の事件簿』

〈2013年読書感想38冊目〉
サックス・ローマー『骨董屋探偵の事件簿』

 謎めいた骨董屋探偵モリス・クロウの携わった事件を描いた短篇集。全10篇全てが収められています。〈モリス・クロウ〉シリーズは今作で初めて知ったのですが,エラリイ・クイーンが選んだ所謂「クイーンの定員」にも名前の挙がるほどにかつては高く評価されていた作品のようです。発表されたのが1910年代ということもあって古さを感じさせますが,寧ろ古き良き時代のミステリィが好きならばたまらなく面白いことでありましょう。個人的にはやや神秘趣味に傾倒したミステリィということが大変に好みでありました。尤も,モリス・クロウその人よりも彼に付き従う美貌の娘イシスに心惹かれてしまいますけれども。収録された10篇の中では「ギリシャの間の悲劇」が一番好みかなあ。事件現場で睡眠することにより事件の痕跡を探るというモリス・クロウの捜査方法は独創的。但し,それが故に事件の解決に論理性がやや欠けているのは残念です。尤も,神秘趣味的ミステリィということであれば,それ程問題にはならないでしょう。歴史や伝承に彩られた奇怪な事件を好む種の趣味者にはたまらなく興味深く思える作品かと思います。本書に収められた作品が全てということが惜しくてなりません。もう少し読みたかったなあという気持ちが残ります。
posted by 森山 樹 at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想