2012年01月07日

2011年の反省と2012年の抱負

 購入した本は184冊で前年よりも16冊の減。読了した本は昨年よりも更に12冊減って44冊に留まりました。此処まで読書量が少なかった年は記憶にありません。いろいろと要因が重なったとは言え,これは流石に大問題。最早,本読みを名乗る資格すらない気がします。それでも後半は多少回復傾向にあったのは僥倖というもの。年末年始でそれなりの読書は出来ましたので,この勢いを衰えることなく継続していきたいと思います。

 今年の傾向としては自室で読書をする時間が減りました。主な読書時間は外出時に電車に乗っているとき。必然的に外出機会が減ると読書時間も減ってしまうことになります。自室で読書をしなくなったのは結局ゲームを始めとする他の趣味に費やす時間が増えたから。以前からの懸案である趣味の均衡の崩れが影響しています。このあたりはある程度節制を保ちたいところ。読みたい本は山のようにあるのですが,手軽に楽しめるゲームの方を優先してしまうのですよね。はっきりと読書速度が遅くなったことも感じます。なるべく勘を取り戻していきたいところです。

 2011年の読書傾向としてはシリーズものを中心に読んでいた感があります。特に五代ゆう〈アバタールチューナー〉は自分にしては珍しく刊行から間を置かずに最終巻まで読み切りましたね。後は高田崇史〈QED〉や〈カンナ〉,或いは竹河聖〈新・風の大陸〉もきちんとシリーズを追い掛けています。44冊のうちで海外作品は8冊に留まりました。ただ,内容としてはどれも印象の強い作品ばかり。海外小説に特有の濃厚な雰囲気を愛してやみません。逆に言えば,雰囲気が濃厚すぎるが故に読書に時間がかかるという側面もあるのですけれど。分野としてはミステリィが大半を占め,残りはファンタジーとSF,ホラーといった感じ。また,例年よりもライトノベルを読んでいた気がします。と言っても,最近のものは数少ないのですけれども。

 印象に残った作品を上げるならば,先ずは米澤穂信『折れた竜骨』が筆頭になります。中世イングランドを舞台とした魔術ミステリィは大変に堪能いたしました。今後もこの種の作品を発表して欲しいものです。海外作品ではジョン・R・キング『ライヘンバッハの奇跡』が実に面白かった。名探偵シャーロック・ホームズと幽霊狩人カーナッキの競演というだけで既に楽しい。結末に弱さを感じましたが,それ以外は申し分のない出来でした。何よりも中盤のモリアーティ教授の回想篇が実に素晴らしかったです。後は笠井潔『吸血鬼と精神分析』,ジョー・ウォルトン『暗殺のハムレット』あたりが強く印象に残っています。勿論,五代ゆう〈アバタールチューナー〉も非常に楽しみました。

 栗本薫『ヒュプノスの回廊』と北森鴻/浅野里沙子『邪馬台』はそれぞれ作者の死後に刊行された作品です。特に延々と読んできた〈グイン・サーガ〉の最終作品となる『ヒュプノスの回廊』はやはり思い入れが深い作品です。今となっては栗本薫の冗長な文体すらも懐かしく愛おしい。一方の『邪馬台』は北森鴻が途中まで書き遺した作品を浅野里沙子が完成させたもの。北森鴻による結末を見たかったという想いは拭えませんが,きちんと破綻なく物語をまとめた浅野里沙子の手腕も素晴らしい。今年も物故者が相次ぎましたが,小松左京とアン・マキャフリィの逝去は特に衝撃を受けました。定命の存在であるが故に避けられない運命であることは分かっているのですが,それでも,ね。

 2012年の目標は引き続き読書を質量ともに充実させること。とりあえずは年間100冊を目標としたいですね。同時にいい加減に飽和状態の積読本を何とかしたいもの。今後読まないであろう書籍を処分することも検討したいと思います。また,視野を広げる意味で今まで触れたことのない作家の作品にも挑みたいもの。何はともあれ,今年も素晴らしい読書生活を送ることが出来れば,それだけで満足です。
posted by 森山 樹 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文
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